同じような家でも、売り方次第で売却価格が数百万円変わることがあります。とはいえ、特別なテクニックが必要なわけではありません。大切なのは、相場を知り、信頼できる会社を選び、買い手に選ばれる準備をすることです。
この記事では、家を高く売るためのコツを「売却前」「売り出し中」「交渉・契約」の3つの段階に分けて紹介します。

売却前にやっておきたいこと
1. 自分で相場を調べる
国土交通省の「不動産情報ライブラリ」やレインズ・マーケット・インフォメーションで、近所の似た物件の成約価格を調べておきましょう。相場を知っていれば、査定額や値下げ交渉が妥当かを自分で判断できます。
2. 複数の不動産会社に査定を依頼する
1社だけでは比較できません。一括査定サイトなどで3社以上に依頼し、査定額とその根拠を比べましょう。査定の受け方は机上査定と訪問査定の違い、査定額の見極め方は査定額が妥当か見極める方法で解説しています。
3. 売却が得意な会社・担当者を選ぶ
そのエリアや物件種別(戸建て・マンション)の売却実績が多い会社を選びましょう。担当者が質問に具体的に答えてくれるか、販売計画を示してくれるかも大事なポイントです。
4. 売り時を意識する
住み替え需要が増える1~3月に向けて、秋から年明けに売り出すのが理想です。所有期間5年・10年の境目では税金も変わります(家を売るタイミング)。
売り出し中にできること
5. 適正価格+αで売り出す
高すぎる価格で売り出すと問い合わせが入らず、結局値下げを重ねて安く売ることになりがちです。相場をもとに、値下げ交渉の余地を少し持たせた価格に設定しましょう。
6. 写真と内覧で第一印象を良くする
- 家具や荷物を減らして、部屋を広く見せる
- 玄関・水回り(キッチン・浴室・トイレ)を重点的に掃除する。必要ならハウスクリーニングも検討
- 内覧時はすべての照明をつけ、カーテンを開けて明るくする
- においや換気に気を配る
7. 大がかりなリフォームはしない
売る前にリフォームしても、その費用ほど売却価格が上がるとは限りません。買い手が自分好みにリフォームしたいケースも多いため、基本的には清掃と小さな補修にとどめるのが無難です。詳しくはリフォームしてから売るべきかで解説しています。
8. ホームインスペクション(住宅診断)を検討する
専門家に建物の状態を調べてもらうホームインスペクションを実施しておくと、買い手の不安を減らせます。特に築年数が経った戸建てでは、売却を後押しする材料になります。
交渉・契約のときのポイント
9. 値下げ交渉の「下限」を決めておく
交渉が始まってから考えると、つい応じすぎてしまいます。住宅ローンの残高や住み替え資金から、譲れない下限をあらかじめ決めておきましょう。
10. 不具合は正直に伝える
雨漏り・シロアリ・設備の故障など、知っている不具合は告知書に書いておきます。隠して売ると、引渡し後に契約不適合責任を問われ、修理費の負担や値引き、契約解除につながるおそれがあります。
早く確実に売りたいなら「買取」も
期限があって急いでいる、古くて買い手がつきにくいという場合は、不動産会社に直接買い取ってもらう方法もあります。価格は仲介より下がりますが、早く確実に売れます(仲介と買取の違い)。
まとめ
- 相場を自分で調べ、複数社の査定を比べる
- 売却実績があり、根拠を説明できる会社・担当者を選ぶ
- 適正価格+αで売り出し、写真と内覧で第一印象を良くする
- 大がかりなリフォームは不要。不具合は正直に伝える
このコラムが気に入ったら
ぜひ「いいね!」をお願いします♪
みんなに役立つ情報をお届けします。




